臨界

防災について

再臨界とは?原子力発電所とのかかわりとは

再臨界とは、原子力発電所において、核分裂反応が制御不能に再発する、あるいは原子炉を停止中に核分裂反応が再発する現象を指します。通常、原子炉を停止するためには原子炉の温度を冷却水で下げ、核分裂反応を停止させます。しかし、冷却水が漏れ出したり、配管が破損したりして原子炉の温度が上昇すると、核分裂反応が再発する可能性があります。この再発した核分裂反応を再臨界といいます。再臨界は非常に危険な現象であり、原子炉の制御不能な破壊につながる可能性があります。そのため、原子力発電所では再臨界が起こらないように様々な安全対策が講じられています。例えば、原子炉を二重の冷却系で囲んだり、原子炉の設計を再臨界が起こりにくいようにしたりしています。しかし、これらの安全対策を講じていても、再臨界が起こる可能性はゼロではありません。
その他

原子力発電所の用語『臨界』

原子力発電所の用語『臨界』とは、原子炉内の核反応が持続する状態のことです。原子炉は、原子核を分裂させてエネルギーを取り出す装置です。原子核分裂は、中性子を原子核に衝突させると、原子核が2つ以上の小さな原子核に分裂する反応です。この時、大きなエネルギーが発生します。原子炉内で持続的に原子核分裂が起こるためには、中性子の数が一定以上である必要があります。中性子の数が一定以上である状態を「臨界」といいます。臨界に達すると、原子炉は自動的に原子核分裂を続け、エネルギーを発生させ続けます。原子炉内の中性子の数を制御することで、原子炉の出力を制御することができます。原子炉の出力を上げるためには、原子炉内に中性子を増やし、原子炉の出力を下げるためには、原子炉内の中性子を減らします。原子炉の臨界は、原子力発電所の安全運転に不可欠な条件です。臨界に達しなければ、原子炉は原子核分裂を起こさず、エネルギーを発生させません。また、臨界を超えると、原子炉は原子核分裂を制御できなくなり、原子炉が暴走する可能性があります。